「愛、おはよう!!」



昨日、何事もなかったかのように話しかけてくる彼。



そんな彼をあたしは無視した。



「ちょっ、なんで無視すんだよ!!」



彼はあたしの手を掴む。



「昨日のこと…ごめん。俺、何にもわかってないのに…。」



そうよ…



「あなたは何もわかってない…」



「愛…??」



「もうこれ以上あたしに構わないで…。」



あたしは彼の手を振りほどいて走った。