「だ、大丈夫!?」



あたしとぶつかった人はすぐに立ち上がってあたしに手を差しのべた。



あたしは、その手をとった。



そのとき、なぜだかあたしは一瞬安心した。



温かくて大きい手に…



「大丈夫です。ありがとう…」




あたしは、お礼を言おうとしたときに、顔を上げた。



「ん??どうした??」




「あ…い、いえ。」




あたしは思わず見とれてしまったんだ…彼のきれいな顔に。




こんなかっこいい人いるんだなって思った。