「そうよ!!じゃあ、あたし荷造りしなくちゃだから!!」




あたしは、部屋の中へ逃げ込んだ。




拓也に優しくされると、ホント泣きそうになる。


でも、今までずっと泣くのを我慢していたあたしにはもう限界だった。



次から次へと涙が溢れてくる。



だから、あたしは誰にも聞こえないように、声を押し殺して泣いた。



大丈夫…



今泣けば、きっと明日は笑顔になれるから…



そう信じて…