「…。」




目を開けると、目の前には白い天井。




そして、泣き顔の家族だった。




「愛!?先生!!愛が!!」




ここは…どこ??




先生と呼ばれる人が、あたしのもとに近づき、あたしの体を検査し始めた。




「お母さん、もう大丈夫ですよ。」



先生がそう言うと、お母さんの目からは涙が溢れていた。




あぁ…




あたしは、生きてるんだ…




死ねなかったんだ…