友達…。 その言葉に微妙な気持ちになる。 「愛は、いつも1人で抱え込みすぎなんだよ。何のために俺がいるかわかんないじゃん。もう少し頼ってよ。」 律があまりにも寂しそうに言うから… 「うん。ありがとう。」 あたしは、そう言うことしかできなかった。 「じゃあ、決まりな!!大丈夫。絶対大丈夫だから…。」 「うん…。」 律のその声に安心して… あたしはゆっくりと目を閉じた。 大丈夫… きっと大丈夫… そう何度も自分に言い聞かせながら、あたしは深い眠りについた。