「愛ちゃん、これからも律をよろしくね。体に気をつけて。」
「お父さんも、体に気をつけてください。」
「愛ちゃん、またあたしのご飯が食べたくなったらいつでも言って。いつでも作ってあげるから。」
「はい。ありがとうございます。」
みんなの言葉に泣きそうになりながらもあたしは堪えて、笑顔で答えた。
最後は笑顔でいたい。
そう思った。
それから、前と変わらず、いつも通り過ごして、他愛のない話をたくさんして…
楽しい時間を過ごした。
「じゃあ、おやすみなさい。」
そう言って、あたしは律と一緒に律の部屋へと向かい、すぐに電気を消して、お互い布団の中に入った。
お互い何もしゃべらず、長い沈黙が続いた。
律、もう寝たのかな…??
そう思ったとき…
「もう寝た??」
律がこの長い沈黙を破った。

