律は、あたしのことどう思っているんだろうか…。


聞きたい…


でも、怖くて聞けない…


それなら、今のまま…


友達のままのほうがいいのかもしれない。


だって、”友達”は、唯一好きな人とずっと一緒にいられる特権だから…。


でも、いつか…


いつか、律の特別になれるときがきたら、あたしは…


「あ……い…あい…愛!!!」


「ほぇ??」


「何まぬけな声出してんだよ。起きろ。」


あれ…??


あたし、いつの間に寝てたんだろう…。


「あたし、寝てた??」


「うん。爆睡。おまけに、いびきまでしてたし。」


「え!?」


「うそだよ!!」