次の日。


「愛ー!!用意できた??」


「う、うん!!」


今日は、律の家族みんなで、イルミネーションを見に行きます。


な、なんか緊張…。


今さらだけど、やっぱ好きな人の家族と出かけるのはやっぱり緊張する。


あたしは、用意を済ませて、リビングに向かった。


あたしが、リビングに向かうと、みんな準備万端だった。


「愛ちゃん、今日もかわいいねー!!」


「ど、どーも。」


お兄さんは、ホント相変わらずだった。


「愛ちゃん、今日は律と2人きりにさせてあげるから、進展してね!!」


お姉さんはあたしの耳元でそう囁いた。


お姉さんも相変わらずか…。


「じゃあ、そろそろ行きますよー!!」


お母さんの一声で、みんな一斉に玄関に向かった。


そして、あたしもそれにつられて玄関で靴を履いた。