「うん…。実は、前からよく隣の男子校の人から告白されてて。それで、クラスの子が、隣の男子校で1番かっこいい人を好きになって。その人に告白されたんだ。もちろん、あたしは断ったんだけど…。周りのみんなが『友達の好きな人を横取りする最低な奴だ!!』って噂流して…。」
「何それ!!!最低じゃん!!!」
彩乃と久美子はこんなあたしのために怒ってくれた。
それがすごくうれしかった。
「怒ってくれてありがとね、彩乃、久美子。」
「愛…。」
「だからさ、律から愛ちゃんの名前聞いたとき、驚いたんだよね。そんな詳しいこと知らなかったからさ。だから、今日、この場を借りて、謝ろうって思って。」
謝る…??
「どうして…??」
「え??」
「どうして、慶太くんと樹くんがあたしに謝らなきゃいけないの??慶太くんと樹くんは何もしてないじゃん…。」
すると、慶太くんは目線を下に向けた。
「いや、最初、愛ちゃんのこと軽蔑してたんだ。でも、今日接してわかったんだ。愛ちゃんは、そんなひどいことする子じゃないってね。」
慶太くんは顔を上げて、あたしに微笑んだ。

