そんな2人に律はため息をついていた。
なんか、この2人…。
律のお姉さんに似ているような…
そんなことが、あたしの頭の中を横切った。
「もう、離れろよ。愛がかわいそうだろ。」
律は、あたしを引っ張って、2人から解放してくれた。
「ごめんごめん!!すっごくかわいいからさー!!」
「ねー!!」と2人は顔を合わせながら言った。
「ったく…。」
なんだか、律は呆れている様子だった。
「ごめんね、愛ちゃん!!あたし、律の友達の彩乃!!よろしくね!!」
「あたしは、久美子!!久美子って呼んでね!!」
「こちらこそ、よろしく。」
あたしは、うれしくて、自然と笑顔になれた。
そして、奥にいた1人の男の人があたしのほうにやってきた。
「俺、樹。よろしくな。」
樹くんはそう言って微笑んだ。

