「あのさ、1人紹介したい子がいるんだけど。」
律がそう言うと、あんなに騒がしかったのに、一瞬で静かになった。
「え、誰々!?」
律は、あたしのほうを見て、手招きした。
あたしは、律の横に立った。
「俺の友達の井上愛。」
「井上愛です。よろしくお願いします。」
あたしは、みんなに深々と頭を下げた。
だが、みんなは何もしゃべらず、静かで…。
無反応っていう言葉が当てはまるくらい反応がなかった。
あたしは、恐る恐る頭を上げると、きれいな女の人2人の目があきらかにキラキラ輝いていた。
「あ、あの…」
「かわいいー!!!!!」
「きゃっ!!」
あたしが話しかける前に、2人は声をはもらせながらそう叫び、あたしに抱きついてきた。
「律、なんなのよ、この子!!」
「ちょーかわいいじゃない!!」

