「あ、お姉さん…。おはようございます。」
あたしは、小さく頭を下げた。
「おはよっ!!で、なんでそんなに顔が真っ赤なのかな!?」
「え!?そ、それは…」
「それは??」
お姉さんはどんどんあたしに近づいてくる。
はぁ…
あたしは、白状して、お姉さんに全部話した。
「え!?律の顔がドアップ過ぎて緊張した!?」
「は、はい…。」
だって、起こすとき、すっごい近かったし!!
それに、寝起きってなんかかっこいいし…
「なにそれ!!そんなんじゃ、キスもできないよ??」
「き、キス!?」
そんなお姉さんの発言にあたしの顔はどんどん赤さを増していった。
「愛ちゃんってホント純粋なんだねー!!まぁ、そういうとこがかわいいし、モテるんだろうけどね!!」