−退院日−




空は、雲一つない快晴。



あの自殺した日みたいに…





今日は退院日和…かな??




そんなことを考えながら、荷物をかばんに詰めた。





「愛。」





「あ、お母さん!!」





お母さんが迎えに来てくれた。





「退院おめでとう。」





「ありがとう。」





あれから、お母さんやお父さん…家族みんなはなんであたしが自殺したのか聞いてこなかった。