「い…。」


あたしは夢をみた。


すごくいい夢。


家族みんなで笑いあっている夢。


学校でいじめがなくなり、みんなで楽しく学校生活を過ごす夢。


そして、律と…


「愛!!」


「え!?」


あたしは声の大きさに驚いて、勢いよく体を起こした。


「やっと起きたー。」


「り、律!?」


なんで律がここに!?

てか、ここって…


「どこ??」


「は??おまえ、寝ぼけてんの??ここは俺んち。昨日から泊まってるだろ。」


「あ…。」