「律ー!!布団持ってきたわよ!!」
ちょうどいいタイミングで、お母さんが布団を持ってきてくれた。
「ありがとう、母さん。」
律は、お母さんから布団を受け取ると、あたしのほうを向いて、
「俺の部屋、行くぞ。」
と言って、先に階段を上がっていった。
あたしは、お母さん、お父さん、お兄さんに一礼して、律の後を追った。
「ごめん、愛。手塞がってるから、ドア開けてくれない??」
「わかった。」
あたしは律の部屋のドアを開けた。
「うわー…。」
ここが律の部屋…か。
律の部屋は、家具が最低限のものしかなく、スッキリしていて、とてもきれいに整理されていた。
「あんまジロジロ見んなよ。」
ジロジロ見ていたあたしに律は顔を赤くしながら言った。
「いいじゃん!!別に!!」

