「これ着て。」


「え??」


「だから!!これ…着てよ。」


あたしは驚いて、顔を上げると、律の顔は耳まで真っ赤になっていた。


そんな律が新鮮でとてもかわいかった。


「うん!!」


あたしはさっそくそのワンピースに着替えた。


そして、コートを羽織り、準備ができた。


「律!!準備できたよ!!」


「あ、あぁ。」


律はまだ真っ赤だった。


ふふっ!!


かわいい…!!


「じゃあ、行こっか。」


そう言って、律はあたしの手を握ってきた。