「…うぅ…、あれ? ここ私の部屋だ。 じゃああれは夢だったの?」 「夢じゃねえよ。」 自分以外誰もいないと思っていた部屋から突然聞こえた声にビックリしてしまった。 「り、利來…」 コンコンッ 「おっ、紗良起きたか。 なら下に降りて来い。父さんが待ってるから。」 「う、うん」