「紗良、利來をどうにかしてくれ。 ああなったらもう紗良にしか止められない。」 「えっ!?私が! 無理に決まってるよ!」 だって一回ブラックになると恐ろしいほど怖いんだもん。 近寄ったら何をされるか…。 「とりあえず!祈祷を待ってる人がいるんだから早く行かないと。 それにそろそろ交代の時間だよ?」 亜樹兄さんは渋々立ち上がりあたりを見渡しながら去って行った。 確かに利來のブラックの治し方を知ってた方がいいかもしれない。 おばさんなら知ってるかな?