「鬼慈志!」




私の前に広がる光景は鬼慈志と白髪をなびかせている知らない男性。




「「紗良!」」




紗良って…誰、あの人。



鬼慈志に近づけば頬から血が出ていた。



「鬼慈志、大丈夫!?」




「……紗良…?」




「っ、さっきから紗良、紗良って、貴方は誰!?」