あの女の子は間違えなく私だ。
だって私と同じ刻印があるもん。

じゃあ、この男の子は誰?

私の友達にこんな子いたっけ?




「わー!ありがとう、……。」




分からない。
名前が分からない。




嫌、やめて…!
やめて!



「やめてーっ!……って、あれ?
ここは確か……。」




そうだ!
私、今、魔界にいるんだった!




それにしてもさっきの夢は何だったんだろう。




確かにあの女の子は私だった。
あの男の子は?




んー……、考えても分からん!




でも、あの男の子、呪文のような技を使っていた。
もしかして、陰陽師とか?