刻印を持つ古の巫女



「さて、そろそろ終わりにしましょう。

獅龍。」




「分かってるよ。」




どうする。
今の炎鳥はさっきの様には動けない。

でも炎鳥を守りながらこいつらと戦うのも無理だ。




「閑田…。」




「あ?」




「終命爆をする。」




「……は?
お前…自分が何言ってるのか分かってんのか?」




終命爆
それは禁じられた技。
自分の命と引き換えに爆発を起こす事。




「俺ら使い魔はいつだって召喚してもらえる。
お前は、紗良を救えるのは唯一の希望なんだよ!

だから……
だから……」




"紗良を、紅弥様を救ってくれ。"




その言葉と共に俺は炎鳥によって飛ばされた。




バァァァアアン!!




「炎…鳥……!
炎鳥ぉぉおおお!!!」




利來side終わり