刻印を持つ古の巫女



…この気わ。




「おい、大丈夫か?

ククク、お前も随分弱ったなもんだな。」



「う…うる…せぇ…」




「俺は真実を言ったまでだ。

それより鬼慈志がくる前に逃げるぞ。」




この気は間違えない。
炎鳥だ。




「あまりお前を背中に乗せるのは嫌だが今回は仕方ない。

あとできっちり請求してやるからな。」




「っ…」




それから炎鳥の背中に乗せられると同時に僕は意識を手放した。



利來side終わり