「大丈夫、君は死んでも君の霊力は僕の中で生き続けるから。 君の分も紗良を幸せにしてあげるからね。」 くそ!力がでねぇ。 「あ、それとも紗良が僕の腕の中でなく姿を見せてあげようか? あ、でもそれじゃあ、君を殺れないか。 ん~、やっぱり君はここで死ぬ運命みたいだね。」 くそ!くそ! 紗良…… 霊力も血も半分は吸われ、意識が薄くなったその時 バァァァンン!! 「うわーっ!」 爆発と共に鬼慈志は吹っ飛んでしまった。