「さよなら、千覇。」
その瞬間首に途轍もない痛みがはしった。
「あぁぁぁあああ!!!」
体の中でバチバチと何が暴れている。
「ハハハ、痛い?
でもね、君だけはどうしても殺ってしまわないといけないんだ。」
「ハァ、ハァ、ハァ…」
…熱い。
「何その目、ムカつくんだけど。
僕その目嫌いなんだけど。」
やばい、このままじゃ本当に殺られる。
僕は力をふりしぼってなんとか束縛術をかけた。
「へぇ、あんだけ僕に霊力を吸われたのにまだそんな事できるんだ。
でもね、」
「!ゲホッ!」
「完全体になった僕に歯向かえるわけないじゃん。」
「っ、」

