刻印を持つ古の巫女



「フフフ、嘘だよ~」



「え…?」




「ごめんね、嘘ついて。

でもこれで分かったでしょ、閑田君への想いが?

紗良ちゃんは閑田君の事が好きなんだよ。」




私が利來の事を好き!?




「紗良ちゃんはいつもの一緒にいるから気持ちに気づかなかったんだよ。

好きって気持ちに。」



私って……。




ー放課後ー




「紗良、帰るぞ。」



いつものように利來が迎えに来てくれた。




「あ、うん!」




『紗良ちゃんは閑田君の事が好きなんだよ。』



っ、///////



昼休みの事を思い出しちゃった…。




「利來、私帰ってやらないといけない事があるから先に帰るね!

ばいばい!」




「お、おい、紗良!」



私はダッシュで学校を出た。