「嘘だね。」




「な、何で分かるの!?」




この人超能力者?
陰陽師ではあるけど…。




「紗良が僕に嘘をつけるわけがないだろう?
そんなふうにできているんだから。」





「……な、な、な、ななんじゃそりゃーっ!!!

私は機械か!」





「プッ、んで?
紗良は僕に何を隠しているわけ?」





無視ですか…。





「実は昨日炎君に紅弥様の事を教えてもらったんだけど私達が知っている話と違ったの。」





「違った?」





「そう!
私達が知っているのは紅弥様と鬼慈志だったんだけど、実はもう一人重大な人物がいたの!
千覇って言って炎君いわく半妖なんだって。」





それから学校に行きながら昨日知った事を利來に話した。