うぅ…苦しい…。 右手が焼けるように熱い…。 なんなのこれは? 「紗良、紗良…。」 誰かが私を呼んでいる。 ゆっくり目を開けるとそこは えっ!ここはどこ? まるでさっき炎君に連れて来てもらった魔界のようだけど…。 「まさか、それはないよね。」 「何がないの、紗良?」 「っ、鬼慈志…。」 「フフフ、紗良に会いたくて会いに来ちゃった。」 可愛く笑う鬼慈志はまるで少年。