「俺は使い魔として紅弥様と一緒に魔界に行ったが紅弥様の命令で俺は人間界にいる千覇を護ることになったんだ。

だが俺が人間界に戻った時にすでに千覇は妖怪へと覚醒していたんだ。」




初めて知るはずなのにやけに心臓がうるさい。




なんで?緊張しているから?
もう一つの真実に緊張しているから?




「紗良、ここから先は自分の目で確かめてこい。」




「えっ!?」




炎君の言葉とともに私はすでにさっきいた自分の部屋ではない所にいた。




こ、ここはどこ?




『紗良。』




『炎君!
ちょっとここはどこ?』




『ここは1000年前の魔界だ。』




『1000年前!?』