「紅弥様も千覇を愛し二人はめでたく結婚。

幸せな生活を送っていた。


そんな時に鬼慈志が現れたんだ。」





「じゃあ、鬼慈志は千覇から紅弥様を奪ったって事?」




だってそうなるよね?




「まぁ、そんな風になるな。

でも…」





「でも?」




「これがきっかけで千覇が目覚めてしまったんだ。」




目覚めてた?




「目覚めたって…」




「妖怪の力が。」