刻印を持つ古の巫女



部屋に行き祈祷に必要なものだけを持って急いで下におりる。




「お父さん準備できた!」




「行くぞ。
言っとくが今までの修行とは違う。
いつも以上に集中しなさい、いいな。」




「はい!」




そうだ、私は祈祷をしに行くんだ。
心を整えないと。




_____……




仕事の依頼者は黒田家の奥様。

娘がいきなりの高熱にぶつぶつと独り言をずっと言っているという事で今回は依頼したらしい。