刻印を持つ古の巫女



利來には言うなって言われていたけど白君のこんな行動を見るとやっぱり…




「可愛いーっ!」




白君の頭をいつものようにわしわしと撫でてやった。




「白狼…」




利來の声があまりにも低いものだったからびっくりしてしまった。




な、なんでブラック利來なの?




あっ、もしなして私が今可愛いとか言ったから?

でもあれは白君に言っただけで、決して利來には言ってないし。




「紗良ちゃん、亜樹君から電話よ。」




「えっ、あ、ありがとうございます。」




なんか助かったような気がする。




おばさんと今電話をしてきてくれた亜樹兄さんありがとう!