「…ない。」 「えっ?」 「許さないっ!」 右手で印を組み呪文を唱える。 「大地の神、晴瀾よ我に力を貸したまえ!急々如律令!」 呪文を唱えると地響きと共に地面に亀裂ができ始めた。 「クスッ、その様子じゃまだ完全じゃないみたいだね。」 「っ、」 確かに神を召還するだけでかなりの体力を消費する。 それに晴瀾を召還する事はかなりの体力を消費する。 「まぁ、落ち着きなよ。 これからなんだから。 僕はそろそろ行くけど僕の事覚えててね。」 そう言って獅龍は姿を消した。