「紅弥の生まれかわりに挨拶をしておこうと思って。」 「私に?」 「そう。 これは挨拶を代わりだから。 これからもっと楽しい事が始まるから楽しみにしててね?」 そう言って獅龍は口の横についていた血を舐めとった。 挨拶代わりって…。 「じゃあ、そのためにここに倒れてる小鬼を殺したっていうの!」 「クスッ、そうだよ。 でも本当は人間の血がいいんだけどね鬼慈志様に止められてるからできないんだ。」