酷い…。
一体誰がこんな事を…。




「ククク、やぁ、こんにちは。」




突然の声にビクッとしてしまった。




探すけどあたりには誰もいない。




「上だようーえ。」




えっ?




言われて上を見るとそこには




「だ、誰?」



見た目は人間だけど邪気を感じる。
さっきまでは何も感じなかったのに。




「酷いな~僕は君の事を知っているのに。
ねぇ、紅弥の生まれかわりの幸嶺紗良さん。」




「どうして私の名前を…。」




「…獅龍(しりゅう)。」




えっ?