「え、炎君、もしかしてここに入るの?」 炎君に連れて来られた場所は家の裏にある森だった。 「ここから邪気を感じるんだよ。」 「邪気?」 炎君は私の手を引いて森の中に入って行く。 確かに邪気は感じるけど結構弱い。 「これぐらいなら大丈夫なんじゃない。 祓わなくても人に危害は加えないと思うし。」 「いいから行くぞ。」