刻印を持つ古の巫女



庭には確かに炎君がいて月を眺めていた。




うわ~、絵になるわ~




「紗良、行くぞ。」




「えっ、どこに?」




ちょっと、これからご飯だってのに!




「ちょっと、炎君!」




「…」




無視ですか。





「あら、何処かに行くの?」




「あつ、お母「ちょっと行って来る。」




「気をつけてね。」




いやいや、お母さん助けてよ…。