刻印を持つ古の巫女



「ただいまー」




「お帰りなさい。
あら、お父さんは?」




「何か志貴が来て慌てた様子でどっこ行ったよ。」




「そう。
さぁ、早く着替えておいで。
今日は紗良が好きなシチューだから。」




「本当っ!?」




やったー!
私の思い通りになっちゃった!

早く着替えてご飯だー!




_____……




「あれ、亜樹兄さんと炎君は?」




「それが亜樹も斗真君と慌てて出て行ったのよ。

炎君なら庭にいるわよ。
ご飯だから呼んで来てくれる?」




「うん。」




なんだ、亜樹兄さんもいないのか。