遥は太陽の下を気持ちよさそうに歩く。 あたしはその隣で腕や顔に日焼け止めを塗りたくっている。 「きもちー!」 「あんまりハシャがないでよ。それに勝手に遠くにいったらリードで繋ぐからね」 近くの河原にはキャッチボールする親子やジョギングするおじさんなど、まさに絵に描いたような土曜の午後だった。