「…………」 俺はこの時躊躇った。 ゴールしたと、手を上げるべきなのだろうか。 けどさっきのゴールを思い出すと、手を上げるのは少し気が引ける。 ……脳震とうを起こしてないといいけど。 俺は汗を拭って辺りを見る。 梨斗と慧、隼人が爆笑しながら朱雀のもとに行く。 朱雀は鼻を押さえていた。 鼻血でも出たのだろうか。 宙は走ってこちらに来ている。