あたしが見た世界Ⅲ【完】







しかし、そのボールはゴールの上部分の枠にあたってしまった。




「しまった!!!」




そして枠に阻まれたボールは、近くにいた朱雀に勢いよく当たる。




「エェ!!?」




「あいたァ!!?」




朱雀がよろける。




まるで暗い場所で落ちたものを探している人みたいだ。




朱雀にあたったことによって軌道を変えたボールは、さっきよりかはスピードが落ちたものの、ゴールに吸い込まれるように入った。