「……………」 「……………」 「……………」 「……………」 「……………」 「……………」 「ほんまにアイは幸せモンやなぁ」 沈黙を破って慧が目を細めて言った。 「こんなに想ってくれる人はそういないと思いますよ」 宙が羨ましそうに言った。 「俺だってしぃちゃんみたいに探したけどね!」 梨斗が無邪気に言った。 「……アイ」 柚子があたしを呼んだ。 「オマエがいないことに気づいてからさっきまで、ろくな睡眠せずに探してた」 柚子は珍しくあたしの目を見て言った。