「外でやったんですか、これ?」 宙までもがあたしを見る。 三人共が思ったより近くに来てまで。 そして宙がポケットから絆創膏を取り出す。 ――持ち歩いてんのかよ、それ あたしはその言葉を飲み込んだ。 宙が真剣な顔をしてたから。 「貼るんで動かないでくださいよ」 彼が首元にある髪をどけて言った。