あたしが見た世界Ⅲ【完】







「猫みたいな子」




隼人はあたしの背中に手を回す。




「首輪、必要だよね」




耳元で隼人が言った。




吐息がかかって、少しくすぐったい。




彼の声が低く感じられた。




あたしは不思議に思って隼人を見上げる。




視線がぶつかって隼人が目を細めた。




――………………。




そんな顔を見ると何故か顔が熱を持つ。