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俺が男を気絶させて部屋を出ると、さっきの大柄な男、つまり総長と呼ばれていた男が「待ってました!」とばかりに腕を組んで仁王立ちしていた。
どうやらここは倉庫らしい。
シャッターがあったり、鉄筋があったり。
「……あ…あの……そこどけてもらえませんか、出れないんですけど」
「中にいる奴はどうした」
「え、俺をガチで殺そうとしてたんで気絶させました。すぐ殺す殺すって、犯罪ですよ、総長。ケーサツに連行されますよ」
「おまえ、俺にケンカ売ってんのか」
「いや、まさか、滅相もない」
俺は正論を言っている筈。
「お前ら、」
大柄な男が仲間を呼ぶ。
ざっと20人。
………態度のデカい総長の割に、仲間は少なかった。
「殺れ」
その声と共に総長の仲間が金属バットやら、釘バットやら、ゴルフクラブやらを手に持って、俺に集った。


