あたしが見た世界Ⅲ【完】





「……ジャク?」




名前を呼ばれて、声がした方を向く。




そこには手足が細くて長い、美人な女がいた。




「…………………」




誰だろう。




俺は瞬きをする。




俺の記憶にこんな人はいない。




けど、俺を『ジャク』と呼ぶ人なら、たった一人だけいる。




――まさか




「アイ…?」