「で、マクベスって何?」 まだ読んでなかった本の存在を知り、興味がわく。 「シェイクスピアが書いた悲劇の一つ」 「………………………」 ――……しぇいくすぴあ…? 「誰それ?」 俺がそう言うと、場の空気が停まったように感じた。 「…朱雀、シェイクスピア知らないの?」 梨斗がさっきとは打って変わって、かなり心配そうな顔をして俺を見る。 「え、そんなに有名なん?直木賞獲った人?」