それを聞いた父さんは面食らっていた。
「……なんてことはねぇよな?」
リュウ兄は、顔色を窺うように父さんを見た。
「あっはっはっはっはー!」
いきなり哄笑しだす父さんに、あたしらはビクッッとして背筋をピンとたてた。
「お…親父?」
まだ一人で笑っている父さんにリュウ兄が呼んだ。
「いやぁ…さすが俺の子」
彼は笑いを止め、ほくそ笑んだ。
「まったく、その通りだ。はっはっはっは」
まるで、どこかの誰かが
「やっちまったZE☆ (`・ω´・)bキラ」
とでも言うように父さんは言った。
「いやいや、何してんだよ」
リュウ兄が冷静にツッコンだ。


