「なんでそんなこと俺らには教えてくれんのん!!?」




「けっちーぃな!」




声が聞こえた方を見ると、笑っている朱雀と梨斗がいた。




朱雀は鳶服のままで、梨斗はジャージだった。




……梨斗が大きくなっている。




「で、お前らはいつまでそこにいるんだよ?」




リュウ兄が物陰になっている場所に話しかける。




「あれ、バレてた?」




「観察しとくもんだな」




「最早これ、ストーカーみたいなモンだけど」




順にピエロ、煌、千種が出てきた。




………そんなところに男が三人も入れるんだ…。