「……実は……夜一は渚に、異常な程の愛情を注いでんだ」 「!?」 余計分からない。 異常な程の、愛情? リュウ兄の眉間にあるシワが影をつくる。 「狂恋、執着、歪んだ愛情……ってとこかな」 ふう、と息をついて父さんは言った。 「……ストーカーかよ…」 リュウ兄がそう言ってあたしはあることを思い出した。 一部のストーカーがターゲットを殺すのは、異常に愛するが故の行動だと。 「…まぁ、夜一がそうなったのは、俺が原因なんだけどな」 そう言って父さんは、目を落として申し訳なさそうな顔をした。