「あったかい…」 トクン、トクン、と規則正しい隼人の心臓の音が聞こえる。 そして、人の温もり。 「うん」 隼人が悲しげに答えた。 暫くその状態でいたら、リュウ兄が病室に入ってきた。 そして彼は「起きて早々、こんな話するのはどうかと思うけど…」と言って、あたしが知らないことを話した。 一つ目は、あの日からもう10ヶ月経っているということ。 二つ目は、あの日に父さん、母さん、夜一、ヤツが死んだということ。 三つ目は、そのせいであたしが心の病になったということ。